演劇、ダンス、パフォーマンス・アートを中心に国内外で実施される様々な『イベント』の企画・運営をおこなう制作会社、株式会社Precog(プリコグ)。
アーティストと協働し、国際的なシーンや地域コミュニティと繋がり、教育や福祉を視野に入れて、“表現”の未来をつくる。そんな企業として事業拡大し続けている、とても魅力的な会社です。
代表である中村さまに、マッスル経営塾に興味を持たれたきっかけ、その後の変化などについてお話をうかがいました。
経営のお悩みを抱える皆さんの参考になれば幸いです。ぜひご覧ください。
>> お話を伺った方
株式会社Precog
代表取締役/エグゼクティブプロデューサー
中村 茜様
Q. マッスル経営塾へ入塾前、どのようなお悩みをお持ちでしたか?
私たちの仕事は基本「プロジェクト」単位で動きます。
現在進行中のプロジェクトを確認・管理するシートがあり、直近の状況についての把握はできていました。
しかし、翌年以降や5年後など先のイメージが全くつかず、事業を回すのに精一杯。事業規模が拡大するにつれて、先がイメージできないことに危機感を感じるようになりました。
“自分の力で全てを把握するのには限界がきている”
そう感じていたとき、顧問税理士さんに「マッスル経営塾」をご紹介いただきました。
Q. マッスル経営塾の第一印象はいかがでしたか?
また、トレーニングを受けていく中で、何か変化はありましたか?
初めは、全くイメージが湧きませんでした。言葉にとらわれて、ドキドキ。笑。
実際に体験してみると、会社の状況に寄り添い、会社目線になって話をしてくれるのですごく分かりやすかったです。
会社経営に対して自信がなかった部分、特に「売上」「原価率」「人件費」について、他の業界や一般的な数字が分からない中で、トレーナーから客観的な意見をもらうことが出来て、安心して経営判断ができるようになりました。
最初は、大枠を捉える感じでスタートしたのですが、少しずつ細かいところにフォーカスしてもらえるようになり、今では自社にフィットしたトレーニングを提供してもらえるようになったと感じています。
Q. トレーニングを通して、良かった点・嬉しかった点を教えてください。
管理体制を一緒に作ってもらえることも嬉しいです。
「入金」と「出金」の時期が、自分のイメージしていたものと違っていることが、トレーニングを通して分かるようになりました。私と経営幹部との間で財務の目線を合わせるのに役立っています。
また、採用計画も立てやすくなりました。
従来はプロジェクトが始まった段階で、必要な人員をその都度採用するスタイル。どうしてもバタバタしていましたが、今では損益や資金繰りなど先の見通しが分かるようになってきたので、先々に予定されるプロジェクトを見越した採用が行えるようになりました。
Q. 今後の会社の目指す先、目標を教えてください。
プロジェクトで動いているため、仕事が獲得出来た時はすごく忙しいのですが、獲得出来なかった時には余裕が生まれてしまい、健全な経営が出来ていないイメージがあります。
そこをもう少し安定的な事業を増やしていくことによって、安定経営ができるようにしていきたいと思っています。
また、これからは多様性を受け入れる時代となるので、ジェンダーやセクシャリティを含めた全ての人が活躍できる社会・会社を目指していきます。
そのために必要なのは「エンパシー」であると思っています。
エンパシーとは、相手の立場に立って考えたり想像したりすること。
単に感情移入するだけではなく、直接人と関わる仕事をすることによって、直接的な価値を見出すようにしていくことを大切にしていきたいです。
そのためには、まず自分たちが財務面でしっかりしてなければいけないので、トレーニングを通して経営体質を強くし、目指す事柄が十二分にできるようにしていきたいと思っています。
株式会社precogプリコグ
(英語表記:precog co.,LTD.)
https://precog-jp.net
設 立:2006年(平成18年)12月28日
所在地:〒152-0022 東京都目黒区柿の木坂1-24-15
TEL :03-6825-1223