銀行員が見る融資のポイント【①業績財務】
マッスル経営塾トレーナーの大久保です。
前回、「銀行員が決算書のどの部分を見ているか?」についてお話しいたしましたが、若干内容が専門的な部分があったため、今回からは融資について7つのポイントに分けてお話ししたいと思います。
1つ目のポイントはこちらです。
業績財務
銀行は決算書のどの部分をチェックするのかというと、
① B/S (貸借対照表)= 自己資本(純資産)
(自己資本とはこれまでの利益の積み重ねのことです。)
② P/L (損益計算書)= 粗利、営業利益、経常利益、税引後当期純利益といった各種利益
特に粗利や営業利益といった「本業の利益」に関係する利益は注目します。
逆に、有価証券の売却損といったものは、一時的な損失による赤字であるので、融資を受けることができます。また、融資を受けるための必要最低限の利益水準は「当期利益+減価償却費」が年間の返済額より多いことです。当期利益とは法人税等の支払い後の最終的な利益のことです。
減価償却費とは建物や機械装置など耐用年数に応じて経費計上するが、実際には購入時だけキャッシュが流出し、その後はキャッシュが社外流出しないものです。
このような利益水準を把握するためには経営計画を立てることが有効です。
また、「当期利益+減価償却費」の予測を立てることで、最悪年間返済額を下回る場合でも、先に見通しをつけ対策を練ることができます。そのためにはまず決算書を分析し、現状の経営状態を把握することが重要です。その後、収益力や返済能力がどれくらいなのかを確認します。
マッスル経営塾ではこういった銀行融資対策にも有効な経営計画を作成しております。まずは無料体験を受けてみて、あなたにあったプログラムを一緒に考えていきましょう。
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【この記事を書いたトレーナー】大久保 俊治